ウルトラミラクルラブストーリー。
主演の松山ケンイチに惹かれて公開当初から観たいと思っていた。
最近WOWOWでやっていたので、とりあえず録画し、ようやく今日観ることができた。
映画が始まってすぐ、陽人は障害を持っているのだと気付いた。
弟が障害を持っているせいか、そういうのには敏感である。
正直なところ、そういった障害を持った人をメインに持ってくる映画やドラマは好きではない。
よくテレビでやっているようなのはいかにも「お涙頂戴」の感動系ばかりだ。
現実はそんなに美しいものではない。
そんなドラマや映画では障害というものが正しく理解されることはない。
(私自身理解できているとも思わないし、完全に差別していないとも言えない)
いまだに差別や侮蔑、嘲りの言葉として「しんしょう」(身体障害者の意)というのがよく聞かれる。
いかにそういう発言をする人たちが物事を表面的にしか見ていないか、人が自分よりも劣っていると位置付けて優越感に浸っているか、思い知らされるのだ。
実際ウルトラ・・・でも障害などについて全く知識のない人は陽人のことを「変な人」「気持ち悪い」と言って笑うだろう。
(これは憶測ではなく、実際にネットの感想などに書かれていたことだ)
監督は陽人の純粋さを前面に出したかったのだろうが、この表現の仕方では純粋さよりも「異端」という印象のほうが強く出てしまっている気がする。
(もしかしたらそれを狙っているのかもしれないが)
確かにウルトラでミラクルかもしれないが、私は好きになれない。
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テーマ:WOWOW/スカパーで観た映画の感想
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