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小説と称した・・・

2010.11.15 18:56|小説
いつも通りの朝だった。

7時20分ごろに学校に着く。

下駄箱に誰の靴があるかなんて確かめない。どうせ誰の靴もないということを知っているから。

いつものように勝手に空き教室に入り込み、水筒に入れてきた紅茶を飲んで一息つく。

読みかけの本を手に取り、少しずつ読み進めていく。

何時頃だっただろうか。7時45分よりは前だったか。

どこからかバーンという大きな音が聞こえてきた。

うるさいなあ、また上の階の理系クラスで誰か何かぶつけたのか。

それくらいにしか思わなかった。

8時ごろだったろうか、救急車の音が近くで止まった。

まさかうちの学校か知らん、まさかね。

そんなことを思いながら小論文に頭を悩ます。

それからしばらくたって、教室の外が騒がしくなった。教師たちの声が、響く。

再び救急車の去っていく音。

騒がしい。学校が騒然としている。

なんだか気持ち悪かった。

8時20分、騒がしさに耐えきれなくなって自分の教室へと戻る。

まだ人も少ない。

クラスメイトの話によると、救急車で運ばれたのはうちの学校の生徒らしい。

すこしずつ生徒たちが登校して来、噂も少しずつ増えていく。

事故・・・。

3年生・・・。

うちのクラスの生徒・・・。

さまざまな憶測が飛び交う、不穏な空気。

誰もかれも落ち着かない。

ショートホームルームの時間、教室に入ってきたのは担任ではなかった。

私の両隣と前の席、あともう一つ、机は空いている。

一体誰が・・・?

異常な出席率の悪さ、冷たい空気。

先生は事故と言っているけれど、私の右隣の席の彼が、トイレの窓から転落したのは事実だったらしい。

そういえば・・・

友人が口を開いた。

○○君、いつも学校に来るのぎりぎりだったのに、今日に限って朝早く来てたよ。下駄箱に靴があったから。

やはり、事故なんかじゃないと思う。

そのまま一日がなんとなくざわめいたまま過ぎて行った。

気持ち悪いのは、ほかの学年の先生はその事故について何も知らないようだということ。

下手したら、死んでいたかもしれないのに。

ほんの、些細なことなんだ。

そして、私が聞いたあの音は・・・。



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ジャンル:小説・文学

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